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我が家のにゃんこ・プリンスとお菓子を焼く日々のこと...

2017-05

楽しい手作りのお菓子  - 2011.01.25 Tue

十代の頃、愛用していたお菓子の本がありました。
さんざん眺めて、お菓子の生地をたらし、
挙句の果てはガスで焦がし…。
親元を離れた時、ボロボロに使い古されたその本は
父に捨てられてしまいました。
絶版になってしまったその本に30年ぶりに再会…!

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昨年の暮れ、雪のためフライトが相次いでキャンセルになり
なかなか本が届かなくってやきもき…!

ようやく届いたお菓子の本、
古本特有の匂いがします。
それでも、ページをめくると懐かしさに胸が
一杯になりました。

子どもの頃、この本を母が購入し、
スポンジケーキやクッキー、パウンドケーキ、
シュー・クリームなんかを焼いくれました。
見たことも聞いたことも無いような
美しい焼き菓子やデザートが満載で
当時、チーズケーキやフルーツ・タルト、ババロア…の写真を
暇さえあればうっとり眺めていたものです。

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当時、お店で売っているシュークリームとは似ても似つかない
エレガントなスワンのシュークリーム!
どんなに心を奪われたか…笑。

宮川敏子さん指導のお菓子作りの基礎も
何度も読み返しました。

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あの目玉焼きの白身が生のまま泡立てると
真っ白なクリームになることが
ほんとに不思議でたまらなかった…!

チーズケーキにも憧れました。
IMG_0420 [640x480] IMG_0423 [640x480]
チーズケーキなんて、それまで見たことも
もちろん食べたこともありませんでしたから…笑。

今ではよく耳するパートシュクレ(タルト生地)という言葉も
当時すでに使われていたんですね!
ウェッジウッドの定番、フロレンティーン・ターコイズのお皿の上に
盛り付けられてたフルーツタルト…!
このお皿は大人になってから手に入れました。
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ババロアという言葉の響き、
そして、このデザートにも思い焦がれました…。
当時、田舎では生クリームなんて手に入らなかったのです。
スーパーではミルクを加えて作る「粉末」クリーム!
ぐらいしか置いてなかったから(苦笑)。

植物性だけど生クリームがお店で売られるようになったのは
それから数年後のこと…。
IMG_0425 [640x480]

クリスマスに母がケーキを焼いて
固く泡立てたメレンゲでデコレーションしてくれたことがあります。
時間がたつとメレンゲがゆるんで洗剤の泡みたいになって
悲しかったのを覚えています(笑)。

- 手間隙かけて作るのに、食べられのはあっ!という間なんだから!
ある日、母がそう言って、お菓子作りを突如、引退。
それから私がお菓子作りを引き継ぎ、
のめり込んでいくのにそう時間が
かからなかったと思います。
生まれて初めて焼いたのはスポンジケーキ!
ふっくら焼き上がり大成功!!
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卵の味がしっかりする菜の花色のスポンジ、
その味は今でも忘れられません。
長年、このスポンジ・レシピは宮川敏子さんのものだと
感違いしてました。
今回、森本サチコさんのレシピだったと知りました。

初めて焼いたクッキーもこの本から。
おもちゃ箱をひっくり返したような写真が
また美味しそう…!
IMG_0435 [640x480] IMG_0428 [640x480]
当時、すでにフロランタンなんかも紹介されていたとは…!
いかにも体に悪そうな真っ赤なドレンチェリーが
時代を感じさせます…苦笑。

今回、日本から取り寄せた本は、母がもっていた初版でなく
表紙を変えて、再編集されたものです。
気取ったスィーツだけでなく
素朴なおやつレシピも紹介されていて
蒸しとうもろこし(これってレシピ!?)、
揚げ饅頭、フライパンでできるケーキ、
砂糖を極力抑えたレシピなんかもありました。
お菓子作りの本なのに
-子どもにはできるだけ砂糖から遠ざけましょう…
なんて書かれていたり(笑)。
オーブンのことを「テンピ」なんて呼んでいるのも
懐かしい…汗。

見ているうちに十代の頃に味わった
ワクワクした気持ちが甦ってきたりして…!
楽しい十代を過ごしたというわけでも無いのに
ノスタルジーにどっぷりと浸りながら今日もページをめくっています。
なんだかひどく「後ろ向き」だなぁ…って思うんですけどね(苦笑)。

最後に、この本の中で一番印象に残っていて
当時、乙女心を大いにかきたてられたページ。
IMG_0444 [640x480]

ヨーロッパ風のテーブル・セッティング。
キャンドルの柄とおそろいのペーパー・ナプキン。
美しい貝殻のストロベリー・ババロア。
(この型、今でも欲しい!)
あの頃、こんな上品なデザートを
食後に味わう暮しにひたすら憧れました…笑。
添えられた今田美奈子さんのエッセイも
素敵なのでご紹介しますね。

デザートはさよならを言った後の微笑みのように
 やさしく後を引くものでなければなりません。
 心を込めて作ったデザートをお客様が疲れた舌に運んでくださる時、
 私はいつもその方のためにそっとお祈りするのです。
 「いつまでもお幸せに」と…。


-ちょっとした余談-
(また長くなってしまいますね…汗)
実は、この本の支払いのために慌てて実家に電話。
父に郵便局まで一走りしてもらいまいた。
翌日、両親にお礼の電話を入れました。
前日、少額とはいえ唐突に送金を頼んだから
「オレオレ詐欺」と間違われても困るし…(苦笑)。
母も
-窓口の人にも「本当に大丈夫ですか?」って何度も聞かれたのよ~
結局、年老いた親まで巻き込む結果になって…。
こんなバカ娘のために支払いに飛んで行ってくれた親って
本当に有難いですね。

IMG_0431 [640x480]
(はじめてでも失敗しない-楽しい手作りのお菓子 主婦の友社)

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