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我が家のにゃんこ・プリンスとお菓子を焼く日々のこと...

2017-05

土曜日のマルシェとジャズの流れるニヨン--⑨-- - 2013.09.13 Fri

8月に泊まったスイスのホテルに用意されていた
正方形の石鹸。
チェック・アウト後には捨てられてしまうだろうから
もったいなくってロンドンに持ち帰ってきました(^^;
日ごと小さくなっていく石鹸。
旅の思い出もそんな風に薄れていくのかなぁ...
なんて手を洗うたび、思いました。
数日前、とうとうその石鹸も薄っぺらくなり
砕けて水に流れて消えていきました。

旅の雑記を更新している間、真夏のスイスを思い出し
美しく楽しい時間が再び蘇ってきました。
記憶はどんどん薄れていくのでしょうが、
少しでも雑記に書き残しておけてよかったなぁと思います。
最後の雑記はかなり長くなりましたが、
お付き合いいただけたら嬉しいです。

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スイスを離れるその日の朝、
モルジュにマルシェ(市場)が立ちました。
オードリーもよく買い物に訪れていたそうです。

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それまでひっそりとした町が活気立っているのを
ようやく目の当たりにしました。
住民の方々、それまでどこに潜んでいたのでしょう?

色鮮やかなあんず、8月が旬なのですね~。
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今から26年ほど前に(若かったぁ~)、ケルンで語学遊学をしました。
その二ヶ月間、トーゴ人の女性とスイス人の女の子と同室になり
姉妹のように仲良くわいわい過ごした楽しい思い出があります。
コース終了後は、リュックを背負って1ヶ月ほどヨーロッパを一人旅。
スイス人の彼女の住む町も訪ねました。
レマン湖沿いのヴェルソワという町だったと思います。
彼女のお母さんがデザートにあんずをふんだんに使ったタルトを
焼いてくれました。
ストールに積み上げられたあんずを目にしたら
あんずの酸味が際立ったそのタルトの味がよみがえり
ひどくノスタルジックな気持ちに襲われました...。

オードリーの行きつけだったというチーズ屋さんにも
立ち寄ってみました。
その日、ロンドンに戻るといっても
暑すぎてチーズは持ち帰れません。

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記念にダコワーズ風の焼き菓子の袋詰めを買いました。
チーズとは全く関係がないのだけれど...苦笑。
ナッツ・クリームが挟まった焼き菓子、
これがなかなかいけたのです!

オードリーの行きつけだった食品・雑貨店は
オーガニック・健康食品等を扱うビオ・ショップに様変わりしていました。
オードリーが逝って二十年も経ちますからね...。

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モルジュからオードリーが過ごしたトロシュナ村までも
歩きたいと思っていたのですが、これは断念。
炎天下に30分ほどある距離は歩けるとは思えなかったし
時間もなかったので(^^;

マルシェを訪れた後、
もう一度、トロシュナ村の共同墓地に車を止めてもらい
最後のお墓参りをしました。
二日前に生けられた花は取り替えられ、
白いユリの花が活けられていました。
野の花を摘んだ花束も片付けられていました。
きちんと管理してくださる方がいるのですね。
それまで写真集でしか見たことのなかったオードリーの暮らした町や村を
この目で見ることができて夢のようです。

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トロシュナ村に広がる葡萄畑

夕方のフライトまでまだ時間があったので
ニヨンにも立ち寄りました。

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その昔、この町を二度ほど訪れています。
一度はひとりで、二度目は相方と一緒に。

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ただ、今にも泣きだしそうなお天気だったこと、
レマン湖でローマの遺跡の写真を撮ったこと以外は
悲しいくらい何も覚えていません...汗。

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この町をぶらついている間、活気に欠けた町とは対照的に
軽快なジャズがずっと流れていました。
どこから流れてくるのだろう...と思いっていると
湖畔の小さな公園で年配のおじさんたちが
楽しげにジャズを演奏していました。
その時期、ちょうどジャズ・フェスティバルが開かれていたのです。

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カフェでアイスティーを注文し、涼みながら
私たちもしばらく演奏に耳を傾けていました。
それから小さな手帳を取り出して、旅の覚書を記したり。
相方はいつのまにか軽快なジャズを子守唄に
うたた寝してましたけど(^^;
スイス最後日、ようやく少しのんびり過ごすことができたような?!

透きとおるレマン湖の町々には、美しい花が植えられ、
どこに行ってもゴミ一つ落ちていず、整然とした佇まいを保っていました。
雑然としたロンドンとはだいぶ違うかも(苦笑。

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濁ってゴミが浮いたテムズ河もこんな風にきれいになればいいのに...。

平和に満ちたモルジュのカフェで一休みしていた時のこと、
戦車が堂々と町中を通り過ぎて行きました。
スイスは国民皆兵、各家庭には有事に備えて
銃器が保存されているのは有名ですね。
その昔、ルガーノに住んでいた友人宅の地下で
立派な「核シェルター」を見せてもらい
びっくりしたことがありました。
国民が体を張って永世中立国スイスを守り、
自国の美しい景観を保つためにも並々ならぬ努力が
払われているのでしょう。
スイスにいる間、パリを歩いている時のような
絶えずバックに注意を払って身構える必要もありませんでした。
旅を満喫しつつも...
スイスの強い愛国心を感じる瞬間、一糸乱れぬような街並みに
気が引き締まるような緊張感や重苦しさを
時折かすかに覚えたりもしました。
なにはともあれアクシデントにも見舞われず、
大好きなレマン湖の風景を目に焼きつけ、
太陽の光を体一杯充電して帰路に就くことができました(^^

--スイス関連雑記--
スイス⑧葡萄畑を眺めながら
スイス⑦ロシニエールへ
スイス⑥ホテルの朝食
スイス⑤小さな家
スイス④モルジュにて
スイス③オードリー広場
スイス②オードリーの村を訪ねて
スイス①レマン湖の町から

葡萄畑を眺めながら--スイス⑧-- - 2013.09.11 Wed

9月も二週目に入り、気温がずいぶん下がりはじめました。
ミドルテンプルに咲く純白の花々が
ついこの間までは清々しい!なんて思えていたのに
今はひどく寒々しく感じます。
雨降り後の晩には、ひどく冷え込みました。
急ぎ足で帰宅すると、ほんわかと暖かい空気に包まれました。
自宅で仕事をしていた相方が、
-あまりに寒くって、ヒーター入れたよ。
 これで外に干せなかった山のような洗濯物もすぐ乾くだろうし。 
(* ̄▽ ̄)

その晩、慌ててワードロープの衣替えをしました。
夏の扉がガタン!と閉まり、秋が急激にやってきたような感じ(泣。
8月に訪れたスイスの雑記もそろそろ大詰めです。
今の時期のスイスもきっと秋めいていることでしょうね...。

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ロシニエールを訪れた後、再びヴェヴェイにもどり
眺めの素晴らしいレストランで遅いランチをとりました。

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神秘的な碧さのレマン湖と
どこまでも整然と広がる葡萄畑に目を奪われそう...!

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レマン湖沿いにラヴォー地区と呼ばれる広大な葡萄畑があり、
世界遺産に指定されているなんて
実は前日まで知りませんでした...。
遠い昔にも相方と車でレマン湖周辺を旅したことがあったのに(^^;

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この日の気温も30度はあったはず。
シンプルなギリシャ風のサラダが瑞々しく
絶景を堪能しながら、のんびり食事ができました。
このサラダにこの値段?と思いましたが、
ボリュームがあったし、物価の高いスイスですからね。
パノラマ・ビューの拝観料も含まれているのでしょう(^^;

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食後は葡萄畑を散策しよう!と張り切って歩きだしたのに、
歩き始めて10分もたたないうちにあえなく挫折。

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遅い午後の日差しが、あまりにも強すぎました。
逃げ込む日陰さえない葡萄畑、
太陽がじりじりと体が照りつけて、
干からびてしまいそう(大汗。
暑すぎて、駐車場までもどるのもしんどくって
相方が一人で車を取りに行き、私がへばっている場所まで
迎えに来てもらいました。
エアコンを効かせた車の中でまた生き返りましたが。

モルジュに戻る前に相方の希望で
隣街のローザンヌにも立ち寄り、大聖堂を見学。

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-ステンドグラスが見事だよ!
と声をはずませる相方。
疲れてイスに座り込んでいた私は物憂げに振り返り
ステンドグラスをちらっと眺めただけ。
今になって思えばちゃんと見ておけばよかったです...。

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モルジュの町も活気がなかったけれど
ローザンヌの旧市街もがらんとして人影まばら。
夕刻時だったからでしょうか...?

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スイスに到着して以来、ネコの姿を全く見かけませんでしたが
ようやくこの街で出会えました。

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にゃんこも暑そうでした...。

その晩はレマン湖沿いの公園を歩いて、
公営(?)プールのそばにあるレストランでスイス最後の晩餐。
プールでひと泳ぎした人が食事に立ち寄る「ファミレス」みたいな
気さくなお店。
家族連れのお客さんで賑わっていました。

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夜は心地よい風に吹かれながら
レマン湖との別れを惜しむかのように再び湖畔沿いをぶらぶら歩いて
ホテルに戻りました。
スイス二日目は、盛りだくさんになってしまい
忙しく過ごしました。
少しのんびりしようなんて思っていたのに。
日本人の悲しい性でしょうか(苦笑。

ロシニエールへ-スイス⑦ - 2013.09.05 Thu

「小さな家」を見学した後...
山あいの小さな村、ロシニエールを訪れました。
画家バルテュスが暮らした村で、
妻の節子夫人と暮らした「グランシャレー」があります。
節子夫人は今でもその館にお住まいです。
節子夫人のお着物、「グラン・シャレー」での暮らしの本を
何冊か読んで感銘を受けたので、
いつかその村を訪れてみたいなぁと思っていました。

ヴェヴェイからロシニエールに向かって車を走らせると
湖の町から山の風景へと徐々に変わっていきます。

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常に山が見えるところで育ったせいでしょうか?
海よりも山・湖の方がずっと好きだし、
山が見えると何だかほっとします。

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1時間半ほどで現地に到着しました。
いかにもスイスという感じののどかなところです。
村の地図を確認して、歩きだします。
まずはチャペルへ。

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一歩、足を踏み入れると不意をつくように
若き画家バルテュスがにこやかに迎えてくれました。
中はちょっとした記念館のようになっていて
彼にまつわる写真が展示され、彼の軌跡をたどる映像も
公開されています。

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チャペルの脇にはバルテュスが眠っています。
オードリーのお花で飾られたお墓と違って
空き地の原っぱの草むらに墓石がホツンとあるという感じ。
幼少のころ亡くなったご子息、文男さんの墓標もありました...。

ネコ好きだったバルテュスにちなんでなのでしょうか?
あちこちでネコに出会いました。

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突然、相方の携帯に電話が入りました。
なにやら仕事の件で話し込んでいる相方を残して
カウベルと牛の鳴き声が聞こえてくる小道を下って
目的の場所に向かってひとりでそぞろ歩きました。

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そのうち追いつくでしょう...。
ちっちゃな村ですから(^^

そして、何度も本で見た「グランシャレー」が
目の前に現れました。

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グランシャレーは「バルテュス財団」としても使われています。

裏側に回ってみました。

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-ワォッ!
ようやく追いついてきた相方の感嘆の声が背後から聞こえました。
荘厳さに圧倒され二人で立ち尽くしました。
午前中にル・コルビュジエの「小さな家」を見た後では
特に(^^;
こんなお屋敷で暮らすってどんな気分なのでしょうか。

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実は「小さな家」を見学し終わるまで
ロシニエールに行くか行くまいかずっと迷っていました。
長年念願だったオードリー・ヘップバーンのお墓参りをすませた後は
ヴェヴェイの町や世界遺産にもなっている葡萄畑を
散策してのんびり過ごそうなんて思っていたのです...。
物価の高さをひしひしと感じながら、
多分スイスを訪れる機会ももうないだろうと思うと
行きたい所は行って見ておいた方がいいのではないか...と
焦りと欲が出てきました(^^;
そんな時、
-そう遠くなさそうだから、行ってみよう!
バルテュスという画家のこと、節子夫人のことも、グランシャレーのことも
全く知らなかった相方が背中を押してくれました。

本当ここまで来れて良かったです・・・。

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グランシャレーのゲートを飾るクレマチスも
陽の光をさんさんと浴びて咲いていました。

ホテルの朝食--スイス⑥-- - 2013.09.04 Wed

今回滞在したホテルは朝食付きでした。
ホテルの朝食がついていないところは
カフェでコーヒーとかで軽くすませてしまうのですが(^^;
今回は外のテラスで久々にホテルの朝食を楽しみました。

初日は直射日光が差し込む場所に座ってしまったので
翌日は日差しのきつくないテーブルへ。

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前の日に頼んだコーヒー、結構濃い目でした。
二日目はティーを注文しました。
朝食はビュッフェ形式。
チーズやフルーツ、シリアル・ミューズリなどの定番品が
ホテルのバーのカウンターに並んでいます。
パンは大きなパンを自分で切り分けるスタイル。
玉子は注文すると茹でてくれます。
杏子の実がごろんと入ったジャムも美味しく頂きました。

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朝食のネクタリンやプラムが甘く瑞々しくって、
涼しく爽やかな朝にぴったりでした。

ホテルのスタッフもフレンドリー、
ただ英語はあまり得意ではないようでした。
いかにも外国人でフランス語を話しそうにもない私にも
普通にフランス語で話しかけてきました。
英語で話しかけてもフランス語交じりの英語で返答されたりして(笑。
スイスのフランス語は不思議な響き。
フランスで話されているフランス語とは明らかに違います。
きっと方言なのでしょうが、パリの早口のフランス語より
心なしか聞きやすいような気がしました!?

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奥のテーブルのご婦人の膝の上で
ヨークシャーテリアがちょこんとおとなしく座っていました。
家でお留守番している王子、元気にしているかしら...
なんて思いながら目を細めて見つめてしまいました。

準備もお片付けも考えず、のんびりできるホテルの朝食って
ほんと贅沢ですね(^^

--余談---
今回止まったホテルの...

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バスルームです(苦笑。
とっても広々していました。
シマウマの頭部もぬいぐるみで
「剝製」でなくって本当によかった(安堵)。

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お部屋も必要最低限の家具のみで潔い感じ。
物の置き場所に困ったけれど(^^;
清潔で広々としていて気持がよく過ごせました。
車道に挟まれたホテルは、車の音がけっこう気になりますが
時差と疲れで夜はしっかり熟睡できました。

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お部屋の窓からはほんの少しレマン湖も見えました。

小さな家--スイス⑤ - 2013.09.03 Tue

スイス到着二日目もレマン湖に負けないほどの
抜けるような青空。

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その日も暑くなりそう...だと予感しました(汗。
ホテルで朝食をすませた後、レマン湖のほとりの町ヴェヴェイへ向かいました。
滞在先のモルジュからも近い町です。

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ル・コルビュジエが年老いたお母さんのために設計した
こじんまりとした家が期間限定で公開されるので
見に行きました。

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この「小さな家」のことは、堀井和子さんの本で偶然知りました。
20年近く前にフランスの田舎にぽつんと建つ
余計な装飾がそぎ落とされた不思議な形をした礼拝堂を
見学したことがあります。
その「ロンシャン礼拝堂」もこの家を設計したル・コルビュジエの
手によるものだったのですね。
(今回、スイスに発つ前に知りました...汗)

開け放された窓からは

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五色沼をほうふつさせるような透きとおった
レマン湖がひろがっています。
毎日、こんな美しい湖を眺めながら暮らせたなら
家に絵を飾る必要なんてないかもしれませんねぇ...!

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紺碧の水面に浮かんでいるのは、木の葉や枝、水鳥ぐらいです。
(淀んだテムズ河とは違ってゴミ一つありません...溜息)
この日はカモの親子が泳いでいました。

家自体は見学者が増えてくると、窮屈になってしまうほどの小ささ。
仕切りや段差の無い平屋は、家具がほとんどないので、
かなり殺風景に思えます。

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セントラルヒーティングが入る前は、石炭ストーブで暖をとっていたのですね。
地下には石炭の貯蔵場所もありました。

庭では子供たちがはしゃぎながらお絵かき。

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子供たちはどんな絵を描いたのでしょう...?

室内で売られていた絵ハガキ。
白黒の写真はまだお母さんが住んでいた頃のものなのでしょうか?
家具もそろっていて、ずっと温かい感じがします。

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今はないけれど、当時、庭には木も生えていたのですね。
枯れ葉が舞い降りた庭の写真もすてき。
今では真っ白な壁は、蔦で覆われていたようですが
その蔦も今は取り払われ、庭も無機質な感じがしました。

それから、ネコの通り道と日向ぼっこの場所、
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庭に放たれたワンが外をのぞく場所も用意されていました(^^

今から90年前に建てられた家なのに、
そんな感じが全くしないのが不思議というかすごいと思いました。
当時の人々が想像も及ばなかっただろうバリアフリーの家を
建ててしまったことも...!

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入場券は記念にとっておきます。本のしおりにするつもりです...


*おまけ*
ヴェヴェイの町でチャップリンにも出会いました。

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晩年、彼もこの町に暮らし、この町に眠っています。

モルジュにて--スイス④-‐ - 2013.08.30 Fri

間が空いてしまいましたが
スイスの雑記の続きです...。
---

オードリーの暮らした村、トロシュナを訪れた後、
レマン湖のほとりの小さな町、モルジュに到着。
ホテルにチェックインを済ませ、
午後の強い日差しの中、観光に出かけました。

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まず、町の大通りへ。
それなのに、がらんとした感じ。
ホリデーシーズンだからでしょうか...?

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(後で知ったことですがこの日は祝日でした)

オードリーがよくお茶に立ち寄ったというカフェで
遅いランチを軽く取ることにしました。
小さなキッシュとカナッペを外のテーブルで
いただきました。
食べ物はレジのカウンターで支払い、
カフェ・オレとオレンジ・ジュースはウエイトレスのお姉さんに
別々に注文。
勝手がわからず、もたもた、どぎまぎしました。
ここで初めてスイスの物価の高さを実感...。

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オードリーのチョコレートも売られていましたが
この暑さでとけてしまいそうなので、眺めるだけに。

1969年1月、ジバンシィの淡いピンクのワンピースを着て
オードリーが入籍した市庁舎は...

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「やぐら」で覆われ、工事現場状態(泣。
入籍後、待ち構えたカメラマン達の前に姿を現した
オードリーとドッティ氏が立っていた入口が
かすかに見えました...。

あーあ残念...と思いながら、歩き始めると
視線を感じました...

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つぶらな瞳が私を見つめていました!!

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中に入ってみると見覚えのあるオードリーの写真が
数点展示されています。
オードリーにまつわる品々の展示等はなかったのが残念でしたが
気を取り直しました(^^

その後、レマン湖沿いをのんびり散策。

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白い雲と同化しそうな「モンブラン」も
遠くかすかに見えました。

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人慣れした雀たちのさえずりが賑やかでした。

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オードリーはモルジュまで歩いて買い物に訪れたことも
あったのではないでしょうか。
モルジュにいる間、湖畔を何度か歩きました。
彼女も散策しただろう歩道を。
町や住む人は変わってしまったかもしれませんが...
ゴミ一つなく、行儀正しい整然さ、
青く透通る湖は当時のままで変わってはいないのでしょう。

来週もスイスの雑記続きます。
日本の暑さもだいぶ和らいできたとか。
どうぞ一息ついて、よい週末を...!

オードリー広場--スイス③-‐ - 2013.08.23 Fri

オードリーが暮らした村に移動しました。
道に迷うことなんてことが不可能なくらい小さな村。
「Eglise」という表示に従って村の教会へ。

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彼女の葬儀が執り行われたこじんまりとした教会です。
鍵がかかっていて、中は見学できませんでした。
それから町の広場へ。

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そこでようやくオードリーの胸像に出会えました!
でもインターネットで見た固い表情のオードリー像とは
別物のような気がします...。

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優しい表情をした若きオードリー。
相方が
-あれを見てみろよ!
と指さしました。

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なんとここは「オードリーヘップバーン広場」だったのです。
ロンドンに戻ってから調べてみると
昨年9月、オードリーの息子さんたちによってオードリーの胸像が寄贈され、
この広場は「Place Audrey Hepburn」と名を変えたようです。
その際にはオードリーの息子さん、ルカとそのご家族、
彼女の最後の良きパートナーだったロバート・ウォルダーズが参列し、
村を挙げてのオープニング・セレモニーが催されました。

広場から歩いて直ぐの車道ぞいに建つオードリーの暮らした館、
“La Paisible”(静けさ・平安という意味だそう)へ向かいました。

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館の塀に真新しいこんな表示を見つけました。
昨年のオーブニングセレモニーの際に
取りつけられたものです。

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ローマに暮らした時期もありましたが、
オードリーはこの家で30年近く暮らしたのですね...。

この家は売却されて、オードリーの遺族はもう住んでいません。
ドアベルらしきものが3つありましたので
オードリーが愛した家は三つに分割されたのでしょう。
-なんだか悲しい...
と思わず嘆いてしまいました。

-誰も住む人がなく荒れてしまった家の方がもっと悲しい。
 家は住む人がいてこそ、生き続けることができるんだろう。
相方に言われ、確かにそうだと思いました。
オードリーが亡くなって20年。
何もかもが当時のままというわけにはいかないのです。

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車道を挟んで見つめていると玄関のドアから
腕に入れ墨を刺した男性が出てきてきました。
他人の家をジーと見ているなんて...ばつの悪さを覚えました。
去りがたい気持ちを抑えつつ、
-そろそろモルジュへ向かおうか...!
気長に付き合ってくれた相方に言いました。

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La Paisibleの真向かいには牛舎(?)があり、
一匹の牛がカウベルを鳴らしながら草をもくもくと食べていました。
オードリーが暮らした村は時間がゆっくり流れ
心が安らぐようなところでした。

オードリーの村を訪ねて...--スイス②-‐ - 2013.08.22 Thu

お盆休みと称してスイスへ飛びました。
晴天のジュネーブ空港にお昼過ぎに到着。
ロンドンよりずっと気温が高く、
スイスがこんなに暑いなんて思ってもいませんでした(汗。

レンタカーをピックアップし、滞在先のモルジュへ向かいます。
いったんホテルに荷物を置いて、
心の準備をしてからトロシュナに向かうつもりでした。
ただホテルのチェックインの時間にはちょっと早過ぎました。
モルジュの手前の村、オードリー・ヘップバーンが30年ほど暮らしたトロシュナに
まず立ち寄ることにしました。

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インタネットで下調べはしていたし、地図も用意してあるのに
無事目的の場所にたどりつけるのか
そわそわして落ち着かない気持になったのですが
迷わずたどり着けました...(^^

墓地の側の駐車場に車を止め、
ゲートからこじんまりとした墓地を覗き込みました。
右奥の端の方にオードリーの名前が刻みこまれた十字架を
すぐ見つけることができました。
十字架の上では楽しげな天使たちがちょこんと座っています。
「千の風になって」の歌詞ではないけれど
彼女の抜け殻はあっても、彼女はそこにはいないというのに
胸がいっぱいになりそうです...。

中に入ろうとすると入口のゲートが閉まっています。
反対側のゲートにまわってましたが、やはり鍵がかかっています。
もう一度最初のゲートの方に戻り、相方が「かんぬき」を外して
扉を押してみましたが無理でした。
はるばるここまで来たのに...拒絶されたような気持ちになって
肩を落としそうになると
突然、相方が
-あぁ...
ゲートの扉を引いたらあっさり開いたのです(^^;
「押しても駄目なら引いてみな...」とはまさにこのこと...!

強い日射しをさんさんと浴びながら、
しばらくお墓の前に立ち尽くしました。
-オードリー、ごめんなさい。
 あなたを追って、とうとうここまで来てしまいました...。

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手入れがいきとどいた慎ましいお墓。
お墓をフリルのように縁取る赤いベゴニアが美しい。
野の花を積んで束ねた花束もありました。
きっとここを訪れたファンがお供えしたものかもしれません。
直射日光を浴びてしんなりしていましたが
こんなシンプルな花束がオードリーは好きだったのではないかしら...。

お墓の近くには2002年に閉館したオードリーの記念館「パビリオン」があります。
確かこの辺にオードリーの胸像があるはずなのですが
見当たりませんでした...。
閉館以後、利用された形跡のないプレハブのような建物は寂れていますが、
開館当時は世界中から沢山の人が訪れたそうです。

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記念館の収益はチャリティー団体に寄付されたようですが
オードリーにあやかったジャムなども販売されていたとか。
オードリーの息子さん達には次第に商業的になり過ぎたと
思えたようです。
-ここはプレスリーの「グレイスランド」ではなく
 母が静らかに眠る地なのです...
彼らが難色を示したことなどもあり、閉館に至ったようです。
確かに観光バスが乗りつけるような場所ではありません...。

目の前には葡萄畑、とうもろこし畑が広がって
風が吹いていきます。
歩いている人もなく聞こえてくるのは
時折通り過ぎる車の音、
どこかで草を刈っているような機械の音だけ。

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お墓参りを終えた後、オードリーが街の喧騒や
パパラッチにわずらわされることなく
平穏に暮らした村を訪ねました。

レマン湖の町から...--①-- - 2013.08.20 Tue

先週、レマン湖の町々を訪ねました。

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ただいま、写真を整理中です。
少しずつ雑記を更新していこうと思います。

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